血圧測定
主に脳卒中や心臓病など、動脈と心臓に関する疾患が発症する危険度を評価するために行います。これまでの統計調査によって血圧が高い人ほど脳卒中や心臓病が発症する危険度が高いことが実証されていますので、定期的にくり返し血圧測定を受けることで自分自身の平均的血圧を知ることが大切です。
血液検査
血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数を数値化して、病気の診断やリスクを見つける検査です。 生活習慣病の中には、自覚症状が現れる前に病気が進行してしまっているものもあります。 早期にリスクを知ることで、生活を改善したり予防に役立てることもできます。
尿検査
尿を生成する腎臓(じんぞう)をはじめ、その通路である尿管、膀胱(ぼうこう)、尿道に病変があれば混濁尿や血尿などの異常が現れますが、そればかりでなく、尿中には全身の代謝産物が排泄(はいせつ)されているので、泌尿器以外の全身的な疾患の診断にも尿検査は欠くことができない重要なものです。
心電図検査
心臓が鼓動を打つ際の微弱な電気信号を波形として記録し、その波形から心臓の状態を把握します。心臓は私たちの意志とは関係なく、規則的に電気的興奮がおこり、これを心臓各部に伝え、心筋の収縮を起こし、血液を全身に送っています。このような心臓の電気的変化をグラフ化したのが心電図です。
呼吸機能検査
呼吸機能検査(肺機能検査)とは、肺で酸素と二酸化炭素の交換が正常に行われているかを評価する検査で、肺活量、1秒量、肺拡散能などを測定します。喘息、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎(肺線維症)など、呼吸の機能が異常になる病気の診断や評価ができます。
腹部超音波検査
超音波(人の耳には聞こえない高い周波数の音波)を用い、内臓から跳ね返ってきた音を電気信号に変えて画像に表します。検査台に寝て頂き、腹部にゼリーをぬって検査します。肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などが描出できます。各臓器の腫瘍をはじめとして、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ、腎結石などの疾患の発見に有効です。
胸腹部レントゲン検査
胸部にX線を照射して、肺・心臓・両肺の間にある縦隔などの器官の異常を調べます。肺炎、肺癌、肺気腫、気胸、心肥大等の発見が可能です。
また腹部では、腹部臓器の状態、腸閉塞や腸管穿孔、異常なガスや腹水、結石の有無などがわかります。
胃カメラ
当院では苦痛の少ない経鼻内視鏡を使用しています。咽頭、食道、胃、十二指腸を詳細に観察でき、逆流性食道炎、ヘリコバクター・ピロリ感染、胃炎・胃潰瘍などの診断が可能です。また癌の早期発見につながります。上腹部症状のある方、がん検診や、定期的な健診としてもおすすめしております。
大腸カメラ
大腸癌にかかる方は増加傾向であり、二次検診としての検査はもちろんのこと、血便・下痢・便秘などの症状の方の原因精査が可能です。苦しいイメージの強い検査ですが、当院では内視鏡専門医による細径スコープを用いた苦痛の少ない検査を行っております。また希望に応じて鎮痛剤や鎮静剤を使用することも可能です。